何年後を目指して育成するのか、変えるべきは意識かスキルか
2020年04月16日
人材育成の基本
「目指すべき人材の育成」
今後人材像を明確に設定。OJTと育成体系を構築
育成体系「階層別教育」「職種別教育」の2つの観点から、OJTとの連動性を重視して構築
このとき、目指すべき人材像が更新されず、以前設定したものを前提に育成体系が組まれているケースが少なくありません。
前提として、目指すべき人材像の定期的な更新は欠かせないといえます。
次のポイントは、どの程度の期間をかけるのかという点
通常、目指すべき人材像は、多くの社員にとって、現在のキャリアの延長線上にはありません。今の仕事で、今の経験を積み重ねれば必ず到達できるものではないのです。
その道のりでは数回の大きな転換点があり、時には乗り越えなければならない壁が立ちはだかります。人によっては、この壁をうまく乗り越えられない方もいるでしょう。
短期間で目指すべき人材になるのは難しいものの、いつまでも待てるわけでもありません。
何年かけて、どのようなステップを踏むことで目指すべき人材を育てていくのかというその青写真が重要となります。
さらにポイントとなるのが、キャリア上の大きな転換点
「何を身につけてもらうか」「何に意識をしてもらうか」を明確にした上で施策を展開する点
通常、育成というと「スキル付与」をイメージする方が多いかもしれません
行動変革のためにはスキル付与に加え
「マインドセット」「業務での経験とフィードバック」という3つのアプローチが求められます。
どのアプローチを、どのような順序で実行するのが最も効果的かを明確にすることが重要となるでしょう。